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silver
祈る言葉は持たないクセに、罵るそれなら腐るほど。
「それこそ冒涜だよな」
天井の木目に呟く。と、不意にそこから顔が湧き出した。
「信仰心にでも目覚めたかい?」
「そうかも」
視界を遮った男に頷きを返せば、その表情が僅かに歪む。
「‥‥‥質の悪い冗談だ」
咎める響きの言葉に小さく笑った。首の横に着かれた腕に体重が掛かり、ギシリ、寝台の軋む音がする。
傾いだ視野に窓が収まった。まだ明るい屋外。
「神なんて信じない。そう云いながら、けど、いざってときには責めるだろう? もしいるのなら、神さま、何で助けてくれなかったんだ‥‥‥ってさ」
顎を捉えられて向き直らされる。間近に迫った瞳が続きを促した。
「それは結局、強く信じてるってことにならないか? 神の実在を」
見据えて告げる。吐息が溜め息に変わって頬に届く。
「で、君は自分の信仰心の篤さをアピールしたいわけかね?」
この状況で? 呆れた声音が耳に吹き込まれた。
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