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carbon
何もかも、全てを貫くこの矛で、
何ものにも傷つけられぬこの盾を、
見事、砕いてご覧にいれましょう。
「大総統は強いんだろ」
「君も知っての通り、ね」
「何考えてんのか分かんないし」
「思慮深い方なんだよ」
「あ、それは大佐もか」
「‥‥‥さっきから何が云いたいのかね、君は?」
胡乱に目を上げた男に、少年は軽く口角を引いて微笑む。
「さあ?」
空惚けた返答。それを受けて、しかし男も皮肉げに笑った。
「折れない剣なら、刃を潰してしまえばいいだけのことさ」
「で、なまくらが2本残りましたなんて始末にならないようにね」
共倒れじゃ洒落にもならない、と。
「無用な心配だよ」
揶揄を一蹴した。同時に、どこからか取り出したナイフを少年に向かって投擲する。
「その為に、日々こうして鍛えているんだろう?」
「云ってろ」
それを叩き落とした少年は、嘯く男へ呆れたように肩を竦め、無造作に掴んで投げ返した。
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