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lanthanum
いっそ全部を投げ出して。
昼なお暗い繭の中。
眠り続けて、いられれば。
「無論、叩き起こしに行くよ」
「冗談だよ、もちろん」
笑って話を終わらせようとして、
「君ひとりに楽をさせてなるものかね」
阻まれて苦笑に変える。
「だから冗談だってば」
「冗談を云っている目ではなかったがね」
しつこい男に肩を竦めた。
「いーだろうもう。ほっとけよ」
笑いをおさめて「しっしっ」と手を振れば、
「まあ、どうしても寝こけていたいというのなら仕方がない」
「あぁ?」
「添い寝くらいならしてやろう。ほら」
「遠慮します」
おいで、と差し伸べられた手を払い落とす。
「私と君の仲で、今更遠慮はいらんよ」
「どんな仲だよ」
ふざけた言葉に呆れてあくびが出た。
ああもう、眠い。
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