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rhodium
ラヴィアンローズ。
君と過ごすバラ色の日々。
「バラ色だろうと朽葉色だろうと、視界の全てがその一色に染まるというの なら、
それは全てに色が無いのと同じことではないのかね」
「ご愁傷様。けどどうせ次が何人もいるんだろ」
ソファに転がって本に目を落としたまま、いかにも気のない素振りでエドワードは背後からの声に答えた。
つーか朽葉色って? 色を思い浮かべようとして早々に放棄する。たぶん時間の無駄だ。
「‥‥‥話が読めないのだが?」
怪訝なそれに、
「だから、振られたんだろ?」
首だけで振り向いて返す。
「で、幸せそうな世間サマとか、上手くいってるハボック少尉辺りを妬んで、 んなこと云ってるんじゃないの?」
「大間違いだよ」
云って、ロイはふぅ、とわざとらしいほどに大きな息をつく。
「ふーん」
「それだけかい?」
「って?」
「聞かないのかね?」
「聞いて欲しいの?」
「君が聞きたいのなら」
「じゃあいいや」
あっさりと本に顔を戻したエドワードに、ロイはゆるく首を振って、自身も億劫そうに仕事へと意識を戻した。
たとえそれがバラ色だとて。
単色の日々にはいつか飽きる。
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