scandium 偽物の太陽に焦がれたまま死ねたら幸せか。 「大佐がいなくてもオレは生きていけるから、苦しくなったら捨ててくよ」 「‥‥‥それは、私にしたところでそうだがね」 手の伸ばされる気配。結い髪の先を軽く引かれる。 「だが退屈だろうな、きっと、君のいなくなった日々は」 頬に触れてきた手のひらに少しだけ身を竦ませて、目を閉じてその大きな手に頭を預けた。
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